スタッフブログ

樹木の病気 害虫

2025.04.28

新しい害虫 チュウゴクアミガサハゴロモ

 こんにちは。今回は最近見つかった害虫のお知らせです。

www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/sangyo-rodo/r6tokusyu-02

(東京都病虫害防除所さんのページです。)

チュウゴクアミガサハゴロモというヤツです。

被害としては枝を傷つけて産卵するため枝がもろくなって折れたり、樹勢が低下するようです。

卵は日本に元々いるアオバハゴロモのように綿状のものがくっつくのですが、傷をつけるのがポイントです。

多くの樹種に被害が及ぶようで、聞いた話ではヤマボウシやサザンカに結構ついていますよーとのことでした。

毎年のように新しい病害虫が発見されます。これもグローバル化が進んだ影響なのでしょうか?

(アイコンの画像は群馬県の農業試験場さんからお借りしました)

根岸

2025.04.24

【閲覧注意】この虫何の虫?

 こんにちは。サクラも終わってただいまハナミズキが満開になってきました。

私の中でハナミズキの並木は二子玉川駅の国道246号線沿いです。また、100年ほど前にアメリカから初めて送られたハナミズキが深沢の都立園芸高校に植栽されています。このご時世なので自由に見れるかわかりませんが、お近くにいらっしゃった際はご覧になってください。

さて、本題です。

弊社のお客様の庭にある五葉松。よく見たら葉色が悪くなっていました。枝を切って見てみたら粉のようなものが付いていました。私も最近、大人の階段を登っているらしく細かいものが見えなくなってきました。そこで家に帰り実体顕微鏡で見てみることにしました。

写真がずれているのは顕微鏡のレンズにカメラのレンズをぐりぐりして撮影しているためです(泣)

見てみるとなにやら黄色いものが動いています。(40倍です)

出来ればこの時、足の本数が数えられると良いです。足の数が昆虫なら6本。ダニ類なら8本あります。

白い透明なものはおそらく脱皮した皮だと思います。

観察後、図鑑で確認。名前はわからないらしく、フシダニの仲間でした。

犯人(虫)がわかれば処置が決まります。

ダニ類は薬剤抵抗性が生まれやすいので何種類かの殺ダニ剤をローテーション散布します。

これで良くなってくれると良いのですが・・。

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